STEP 1
F値の「2つの効果」
F値(絞り値)は、レンズの中の穴の大きさを表す数字。これひとつでボケと明るさの2つが同時に変わります。
F値=穴の大きさ
数字が小さいほど穴は大きく開く(例 f/1.8)。大きいほど絞る(例 f/16)。数字と開きが逆なので注意。
小さいF=大きくボケる
開くとピントの合う奥行き(被写界深度)が浅くなり、背景が大きくボケて主役が際立ちます。光も多く入り明るい。
大きいF=くっきり
絞ると被写界深度が深くなり、手前から奥まで全体にピント。風景向き。ただし光は減り暗くなります。
被写界深度(ひしゃかいしんど)
ピントが合って見える奥行きの範囲のこと。浅い=ボケ大、深い=くっきり。F値で調整します。
明るさは、あとで取り戻せる。
F値を絞ると暗くなりますが、その分はシャッタースピード(I3)やISO(I4)で補えます。3つの関係が「露出の三角形」——最後のI5で全部つなげます。まずはF値=ボケ、と覚えましょう。
STEP 2
F値を変えて、ボケを作る
スライダーでF値を動かすと、背景のボケ・明るさ・絞り羽根の開き具合が連動します。主役(花)はピントが合ったままです。
f/2
開く・ボケる・明るい絞る・くっきり・暗い
STEP 3
F値のクイズ
絞りとボケ・明るさの関係が身についたか、全8問でチェックしましょう。
PLUS
F値 早見表
| F値 | 絞り | ボケ / 明るさ | 向いている |
|---|---|---|---|
| f/1.4〜f/2.8 | 大きく開く | 大きくボケる・明るい | 人物・料理・主役を際立てる |
| f/4〜f/5.6 | 中くらい | ほどよいボケ | スナップ・日常 |
| f/8〜f/22 | 絞る | くっきり・暗い | 風景・建築・集合写真 |
F値の合言葉:
① 主役を浮かせたい → F値を小さく(開く)
② 全部くっきり見せたい → F値を大きく(絞る)
—— 次の I3「シャッタースピード」では、動きを「止める・流す」表現を学びます。