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← Museum Experience 1970s — 1990s · バーゼル / ミラノ

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グリッドを壊す

スイス・スタイルは完璧だった。完璧すぎた。 グリッドの本場バーゼルの教室から、規則を内側から壊すデザイナーが現れる。 傾く見出し、遊ぶ図形、読みにくささえ表現に—— 「正解」のあとに来た、自由の時代をさわってみよう。

01

グリッドを、
壊す

出発点は完璧なスイス・グリッド。そこから少しずつ、規則を手放す。

ヴァインガルトはバーゼルでスイス・タイポグラフィを学び切った上で、それを揺さぶった。スライダーを右へ——整然とした誌面が、ニュー・ウェイヴを経て、カーソン的な混沌へ。

02

メンフィスの、
遊び

1981年ミラノ。ソットサスらの「メンフィス」が家具とグラフィックを塗り替えた。

ジグザグ、うねうね、テラゾー(人研ぎ)模様、原色のぶつけ合い。「良い趣味」の正反対を、わざと。シャッフルして、80年代の遊び心を浴びよう。

03

自由を、
読む

壊した人たちは、みんな規則の達人だった。

誰が、どこで、何を壊したのか。ポストモダンの人と場所を知ると、「自由なデザイン」の重みが変わる。

「読みやすさを、
伝わることと混同するな。」

— デイヴィッド・カーソン

スイスの規則(Room 03)→ その破壊(この部屋)→ そして現在。歴史は振り子のように、 秩序と自由のあいだを行き来してきた。大切なのはどちらが正解かではなく、 壊した人はみな、先に規則を学び切っていたということ。 あなたがグリッドを学ぶ理由は、いつか自分の意思でそれを壊すためでもある。

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