01
同じ告知、
5つの時代
内容は同じ「音楽祭のポスター」。様式だけが時代を語る。
曲線と装飾のアール・ヌーヴォー、幾何学のバウハウス、グリッドのスイス、うねるサイケデリック、切り貼りのパンク。時代のボタンを押して、同じ告知の変身を見よう。
02
設計の線を、
透かす
様式の違いは、じつは構図の違いだ。
ヌーヴォーは左右対称の額縁、バウハウスは斜めの軸、スイスは見えないグリッド、サイケは渦の中心、パンクは——規則を壊すこと自体が規則。青い線が、各時代の「設計図」だ。
03
年代を、
当てる
様式が読めれば、およその年代まで分かる。
展覧会でも、古本屋でも、映画のセットでも——「これはいつのデザイン?」に答えられる目は一生もの。ポスターの様式から時代を当ててみよう。
「様式は、
— ポスター、街角のメディア100年
時代の顔である。」
様式は「流行りのテイスト」ではない。石版印刷が曲線を、産業社会が幾何学を、 国際化がグリッドを、カウンターカルチャーが渦と切り貼りを生んだ—— 技術と社会が、かたちを決める。だから様式が読めれば時代が読めるし、 いま自分が使っているスタイルが「何の子孫か」も見えてくる。