LIGHT & SHADOW TRAINING

立体は、光と影で描く。

デッサンが「平べったく」見えるのは、明暗のせい。球ひとつでも光のあたり方には決まった順番があります。
5つの調子と光の向きを体感して、ものを「立体」としてとらえる目を養いましょう。

STEP 1

光と影の「5つの調子」

球に光を当てると、明るい方から暗い方へ5つの調子(トーン)が現れます。 この並びを覚えるだけで、まるい立体感がぐっと出せるようになります。

① ハイライトいちばん明るい・光が直接あたる点 ② 明部光があたる面 ③ 中間調明から暗への移り変わり ④ 陰(コアシャドウ)いちばん暗い・明暗の境目 ⑤ 反射光床などからの跳ね返りで少し明るい 落ち影光と反対側の床にできる影
ポイントは「陰(かげ)」と「影(かげ)」は別もの=ものの暗い面(コアシャドウ)、=床に落ちる落ち影。 そして反射光があるから、陰のいちばん暗い所はフチではなく少し内側にできます。
STEP 2

明るい順に並べてみる

5つの調子を明るい順(明 → 暗)にクリックして並べましょう。 反射光が「陰」より少し明るいのがポイント。並べ終えたら判定します。

明るい順にカードをクリックしよう
STEP 3

光の向きで陰影は動く

光がどこから来るかで、ハイライト・陰・落ち影の位置はすべて変わります。 スライダーで光の向きを動かして、球の陰影がどう連動するか観察しましょう。

光の向き135°
光の高さ60°

観察ポイント:ハイライトは光の方向に、落ち影は光の反対側にできます。 光が低い(横から)ほど影は長く、高い(真上)ほど影は短くなります。
STEP 4

陰影クイズ

光と影の理解度チェック!立体的に描くための知識を確認しましょう。

PLUS

立体的に描くコツ

1. 光源を1つに決める

光がどこから来るかを最初に決める。光源がブレると、陰影もちぐはぐで平面的になります。

2. 明暗の差を恐れない

暗い所はしっかり暗く。中間の灰色ばかりだとのっぺり。コントラストが立体感を生みます。

3. 反射光を入れる

陰の中の「少し明るい部分」を描くと、ものに厚み・回り込みが出ます。暗一色にしない。

4. 落ち影もセットで

落ち影があると、ものが「床に置かれている」感じが出る。接地点は濃く、離れるほど薄く。

明暗の用語まとめ

用語どこ?明るさ
ハイライト光が直接あたる点いちばん明るい
明部(ライト)光があたる面ぜんたい明るい
中間調(ハーフトーン)明から暗への変わり目中くらい
反射光(はんしゃこう)陰の中・床側のフチやや暗い(陰より明るい)
陰(コアシャドウ)明暗の境目いちばん暗い
落ち影(キャストシャドウ)光と反対側の床暗い(接地点が濃い)
明暗の合言葉: ① 光源は1つ ② 明暗の差をはっきり ③ 陰に反射光、足元に落ち影 —— 球で身につけた目は、りんごでも石膏像でも同じように使えます。