トーン(明度の段階)とは
トーン(調子)は、白から黒までの明るさの段階のこと。 この段階を9段くらいに整理して「いま描いているのはどの明るさか」を意識すると、 のっぺりせず立体的に描けます。鉛筆はH(硬い=薄い)〜B(柔らかい=濃い)で濃さを変えます。
9段グレースケール(明 → 暗)
鉛筆の硬度と濃さ
明度(value)
色の「明るさ」。色相を抜いて白黒で考えると、明暗の構造が見えやすくなります。
グレースケール
白〜黒の段階。プロは「3〜9段」に絞って描き、メリハリを作ります。
ハッチング
細い線を平行に引いて濃淡を作る技法。重ねる(クロス)ほど濃くなります。
目を細める
細目で見ると色や細部が消え、明暗だけが見える。トーンを比べる定番のコツ。
明度マッチング(目を鍛える)
デッサンで大事なのは「見た明るさを正しく再現する」目。 左のお手本のグレーと同じ濃さになるよう、スライダーで右を合わせて「決定」しましょう(全3問)。ぴったり合わせられるようになったら、“見た濃さを正しく数値にできる目”が育っている証拠です。
スライダーを動かして、お手本と同じ濃さに。
ハッチングで濃淡を作る
鉛筆は「線の重ね方」で濃さを作ります。線を詰める・重ねる(クロス)ほど濃く見えます。 下のスライダーとボタンで、目標の濃さに近づけてみましょう。
線を詰める・クロスさせると濃くなります。目標に近づけよう。
トーンの知識クイズ
濃淡のコントロールに必要な知識をチェック!
濃淡が上手になるコツ
1. 一番暗い所と明るい所を先に決める
最暗部と最明部(ハイライト)を最初に置くと、間のトーンの基準ができてブレません。
2. 鉛筆は使い分ける
広い面はB系を寝かせて、細部はH系を立てて。1本で全部やろうとしないのがコツ。
3. こすってごまかさない
指やティッシュでこするのは最後の調整だけ。基本はハッチングの重ねで濃さを作る。
4. 目を細めて確認
細目で見ると明暗だけが残る。お手本と自分の絵を見比べて、トーンのズレを発見。
鉛筆の濃さ早見表
| 記号 | 意味 | 向いている使い方 |
|---|---|---|
| H・2H・4H | Hard(硬い・薄い) | 下描き・細い線・明るい部分 |
| HB・F | 中間 | 万能。文字や軽い調子 |
| B・2B | Black(柔らかい・濃い) | 本描き・中間〜暗部 |
| 4B・6B | とても濃い | 最暗部・ベタっとした影 |