STEP 1
文字サイズの4つの単位
どれも「文字の大きさ」を表しますが、生まれた場所と使われる現場が違います。まずは顔と名前を覚えましょう。
px(ピクセル)
画面の最小単位の点。Webデザインの基準。同じpxでも画面によって実寸は変わる。
pt(ポイント)
1pt=1/72インチ≒0.353mm。欧米生まれのDTP・印刷の世界標準。Officeソフトでもおなじみ。
Q(級)
1Q=0.25mm。日本の写植から生まれた単位。4Q=1mmだから、mm換算がとてもラク。
H(歯)
行送り(行の間隔)用の単位。1H=0.25mmでQと同じ。「13Q/22H」のようにセットで書く。
STEP 2
くらべてみる
スライダーを動かして、単位どうしの関係を体で覚えましょう。表示サイズは96dpi換算の目安です(モニタにより実寸は多少変わります)。
① 換算スライダー — 級を動かすと、他の単位では?
永あアA9
② 同じ「数字」でも大きさが違う
数字を選んで、Q・pt・pxで組んだときの大きさを見比べましょう。
③ 用途別の目安
| 用途 | 目安 | ひとこと |
|---|---|---|
| 紙の本文 | 12〜14Q(約9〜10.5pt) | チラシ・冊子の読ませる文章 |
| 紙のキャプション | 10〜11Q | 写真の説明など。8Q以下は読みにくい |
| 紙の見出し | 20Q〜 | 本文とのジャンプ率で決める |
| Webの本文 | 15〜18px | スマホでも読みやすいサイズ |
| Webの注釈 | 12〜13px | これ以下はアクセシビリティ的にNG気味 |
STEP 3
単位クイズ
単位の感覚、身についたかチェック!全8問です。
PLUS
単位で迷わないコツ
1. 紙はQ/pt、Webはpx
印刷の現場は級(Q)かポイント、Webはピクセル。まず現場ごとの主役を覚える。
2. 4Q=1mmで暗算
級はmm換算が簡単。「20Qは5mm」がすぐ出ると、実寸のイメージが湧く。
3. 数字だけ見ない
「13でお願いします」と言われたら単位を確認。13Qと13ptでは1.4倍も違う。
4. 行送りはH(歯)
「13Q/22H」=文字13級・行送り22歯。文字サイズとセットで指定するのが現場の流儀。
単位早見表
| 単位 | 1単位の実寸 | 主な現場 |
|---|---|---|
| Q(級) | 0.25mm(4Q=1mm) | 日本の印刷・組版 |
| pt(ポイント) | 約0.353mm(1/72インチ) | DTP全般・Officeソフト |
| px(ピクセル) | 画面依存(96dpiで約0.265mm) | Web・アプリ・画面デザイン |
| H(歯) | 0.25mm(Qと同じ) | 行送りの指定 |
単位の合言葉:
① 紙はQ/pt、Webはpx
② 4Q=1mm
③ 同じ数字でも単位が違えば別サイズ
—— 「何の13ですか?」と聞けるようになったら、もう現場デビューできます。