LAYER BASICS TRAINING

レイヤー、味方になる。

「描いたものが消えた」「順番がぐちゃぐちゃ」——レイヤーは、透明なシートを重ねる仕組みさえ分かれば一気にラクになります。
PhotoshopもIllustratorも共通の「重ね順・表示・マスク」を、さわって覚えましょう。

STEP 1

レイヤー=透明なシートの重ね

レイヤーは「透明なシート」。1枚ずつに絵を描いて重ねると、1枚の絵に見えます。 シートごとに分けておくと、あとから一部だけ直せるのが最大のメリット。 そして上のシートが下を隠す——これが「重ね順」です。

タイトル文字前面
人物
背景
👁 重ねると…
🧍
POSTER
1枚の絵に見える
🗂️

重ね順(レイヤー順)

パネルの上にあるほど前面=手前。下にあるほど奥。順番で見え方が決まります。

👁

表示 / 非表示

目のアイコンで、そのレイヤーだけ消したり出したり。データは消えません。

🔒

ロック

うっかり動かす・消すミスを防ぐ鍵。完成した部分はロックしておくと安心。

不透明度

0〜100%。下げると下のレイヤーが透けて見える。下書きをなぞるときに便利。

STEP 2

重ね順パズルに挑戦

レイヤーの順番がバラバラで、絵が崩れています。右のレイヤーパネルを上下にドラッグして、 お手本どおりの正しい重ね順にしましょう。パネルの上=前面です。

あなたの絵
レイヤー

☰ をつかんで上下にドラッグ

パネルをドラッグして重ね順を直そう
STEP 3

表示・不透明度・ロックを操作する

レイヤーパネルの各ボタンを使って、3つのミッションをクリアしましょう。 操作はそのまま左の絵(りんご)に反映されます。

プレビュー
レイヤー

👁 表示 / 🔒 ロック / 🗑 削除 / スライダーで不透明度

ロックしたレイヤーは削除できなくなります(誤操作防止)
STEP 4

クリッピングマスクを体験する

クリッピングマスクは「下のレイヤーの形の中だけ、上のレイヤーを見せる」仕組み。 文字や図形の形に、写真や模様を流し込めます。ボタンで切り替えて、効果を見てみましょう。

ART
写真と文字が「重なっているだけ」
🖼️ 写真(模様)上のレイヤー
🔤 文字「ART」下のレイヤー(マスク)

いまは写真が文字の上に乗っているだけ。ボタンで「文字の形に切り抜き」!

✂️

形は下、中身は上

「型抜きの形」を下のレイヤー、「見せたい写真・模様」を上のレイヤーに置くのがルール。

🔁

あとから差し替え自由

切り抜きではなく「隠している」だけなので、写真も形もいつでも調整・差し替えできます。

⌨️

ショートカット

Photoshop: ⌥ + ⌘ + G / Illustrator: ⌘ + 7 で作成。

PLUS

レイヤーが上手になるコツ

1. 名前をつける

「レイヤー1」のままにしない。「背景」「線画」「文字」と名前を付けると、迷子になりません。

2. こまめに分ける

背景・人物・文字は別レイヤーに。1枚にまとめて描くと、あとで一部だけ直せなくなります。

3. グループでまとめる

関連するレイヤーはフォルダ(グループ)に。数が増えても整理された状態を保てます。

4. 完成パーツはロック

OKになった部分はロック。「気づいたら背景を動かしてた」事故を防げます。

レイヤー操作のショートカット

PhotoshopIllustratorはたらき
⌘ + ⇧ + Nレイヤーパネルの+新規レイヤー
⌘ + [ / ]⌘ + [ / ]重ね順を下げる / 上げる
⌘ + G⌘ + G選択をグループ化
⌥ + ⌘ + G⌘ + 7クリッピングマスクを作成
目のアイコンを +クリック同左そのレイヤーだけ表示(他を隠す)
レイヤーの3つの合言葉: ① 奥は下・手前は上(重ね順) ② 分けて名前をつける ③ 完成したらロック —— これだけで「消えた・崩れた」のトラブルがほぼなくなります。